「サマーダボス会議」が中国大連市で開催。招待を受けて参加しました。
主催者「世界経済フォーラム」のマネージング・ディレクター、ミレク・デュセク氏と、地方自治体が世界経済に果たす役割について議論。
いくつかのセッションに出席。
遼寧省長、大連市長と、岩手県との連携について懇談しました。
開幕総会で、世界経済フォーラム創始者、シュワブ教授の進行で、中国の李強首相、ポーランド大統領、ベトナム首相がスピーチをしました。
世界経済における自国の役割を追求することで自国を豊かにしようという趣旨で、
会議に参加した企業や団体もその姿勢を共有しています。
岩手県も、そうしたいです。
国連のSDGsもそういう趣旨であり、国家のみならず、企業、団体、地方自治体など、あらゆる主体が主役になれるわけです。個人でも良いのです。
「世界経済」という舞台で、価値を共有して成長していくことは、
岩手県でもできるということです。
大連での「サマーダボス会議」、主催者である「世界経済フォーラム」は、
気候変動対策や差別・格差の解消など、
社会問題解決型の経済成長を志向していますが、実体経済と地域社会という現場を持つ地方自治体こそ、
そのような成長の場であるという議論を、マネージング・ディレクターの
ミレク・デュセク氏としました。
ミレク・デュセク氏は、前日の歓迎夕食会で私が教えた、盛岡市を紹介するニューヨーク・タイムズの記事と記事を書いたクレイグ・モド氏のエッセイを読んでくれて、日本の地方の魅力に感じ入っていました。
岩手県の東日本大震災復興にも関心を持っていて、途上国にも先進国にも参考になる、と言ってくれました。
<<追記>>
世界経済フォーラムの大連サマーダボスでは、やはりイノベーション(技術革新)が主要テーマのひとつなのですが、情報通信技術の発展は、インターネットの中から外へと広がっており、工場、農場、漁場、山林、病院、福祉施設、学校、商店、等々、現場のデジタル化は、地方でこそ、今伸び盛りの分野です。