政治塾「いわて政友会」通信 第2号
政治を嫌いにならないで!
私は去年60歳になりましたが、今年は、外務省を辞めて、衆院選に出るため岩手県に帰って30年、さらに言えば、大学で法学部の政治コースに進んで40年という、政治との関係で節目の年です。近年、地球規模で民主主義の危機が進み、日本でも独自の形で政治が混迷し、岩手県でも驚くような政治の劣化や事件があり、胸が痛みます。政治不信の拡大が、今まで以上に懸念され、「政治を嫌いにならないで!」と叫びたい気持ちです。
みんなが政治を嫌いにならないように、政治を浄化するために、政治塾「いわて政友会」としては、「政治は行政のチェック」というキーワードを使って、政治の主役は普通の人々(ピープル)であるという、民主主義の原点を固めていきたいと思います。
民主主義では、人々の生活に強制力を及ぼすのは「行政」で、それをチェックするのが政治です。行政こそ、人々の生活を左右し、生死にも関わるので、行政と関係のないような“政治”話は、無視しても良いのです。生活者であり、働く人でもある、普通の人々が、自分に関わる行政に注目して、意見を持ち、変えたいと思う時、そこに本物の政治があります。
行政が具体的に人々に迫るのは、税金であり、教育や福祉であり、あるいは補助金や給付金、情報の提供であり、また、産業政策や地域政策、環境関係の政策、そして防衛関係の政策です。直接対応する担当職員に意見を言う、アンケートに答える、投書する、というような行政に直接働きかけるやり方から、首長や議員に手紙を書く、関係する団体に意見を述べる、マスコミに投書する、等々、それらは切実で誠実な政治活動です。
そのような政治活動の広がりの中に、政治家や政党との関係があります。まずは自分で、そして信頼できる個人や集団と共に、自分が納得できる形で取り組み、自由に、自分に合う政治家や政党と、共に活動すれば良いのです。その先に、選挙での投票があります。
政治家や政党は、行政上の課題に直面する人々に寄り添い、共に行政をチェックし、共に行政を変える~それによって人々の生活が向上し世の中が良くなる~「政治姿勢」の王道を進み、その姿勢が分かるようにすべきです。人々が政治を嫌いにならないように、政治家や政党は努めなければなりません。 (終)