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岩手県知事選挙をふり返る

岩手県知事選挙をふり返る

令和5(2023)年、9/3の岩手県知事選挙は、長い前哨戦からの厳しい戦いの末、たっそ拓也336,502票、千葉じゅんこ候補232,115票という結果に終わりました。市町村別の票は、葛巻、平泉、田野畑、普代で千葉候補が僅差で上回った他は、達増候補が上回り、小選挙区別では、全区で達増候補が上回りました。

ある出口調査では、支持政党ごとの達増候補の得票割合は、自民支持者の42%、立憲民主支持者の86%、共産支持者の84%、社民支持者の87%、国民民主支持者の75%、支持政党なしの62%とのことでした。また、ある新聞社によるネット調査では、千葉候補の女性への浸透は3割、「達増県政を評価する」という回答が、投票者全体の86%、千葉候補に投票した人の6割強だったとのことです。

達増陣営は、7/13、政党や後援会のような政治団体主催ではなく、実行委員会主催による「いわて県民集会」を、泉房穂・前明石市長を招いて開催しました。この県民集会から選挙期間を通じて、多くの政党、無党派、団体、個人、企業が参加する応援の輪が大きく広がり、県民党的な、オール岩手と呼べるような体制が形成されました。「県民集会連合」と言えるかもしれません。

政党関係としては、立憲民主基軸で、「希望郷いわてを実現する会」を中心に、国民民主、共産、社民、無所属、参政、れいわ、維新の関係者に応援いただきました。団体については、連合岩手、平和環境岩手県センター、岩手友愛会、いわて労連などの労働団体や、農林関係、商工関係、建設関係など、経済・社会関係の、多くの団体から推薦をいただきました。選挙期間中には、玉城デニー・沖縄県知事、中村時広・愛媛県知事、そして岩手県で人気が急上昇した泉房穂さんと、地方自治のファイターに応援していただきました。

「政府や与党との太いパイプがなければ県民は幸せになれない」という主張の当否が、主要な争点になり、その主張を否定する選挙結果となりました。これは、「与党系の候補にだけ投票せよ」という暴論で、そもそも選挙をする必要がなくなるような非民主主義的な論法であり、事実にも反します。泉房穂さんが「『国とのパイプ』なんて見たことない。都市伝説や」と言いましたが、事実と異なる(しかし実際にありそうな)怖い話で忖度(そんたく)を押し付ける、心理作戦です。これを否定できたのは、岩手のデモクラシーの勝利です。

現行県民計画プラスの政策39が了承された選挙でもあり、これらの政策を推進していかなければなりません。責任重大です。よろしくお願いいたします。(終)

【マニフェスト+39】https://tassotakuya.net/manifesto39/

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